令和元年12月4日に開催された四万十市議会定例会では、さまざまな重要な議題が取り上げられた。特に目立ったのが四万十市出身の濵田省司氏が知事に当選したことに関する議論である。市長の中平正宏氏は、濵田知事が前首相である尾崎知事の政策を継承し、地域の様々な課題を積極的に解決していくことを期待する旨を述べた。
さらに、会議では消防団の増員や具同地区高台移転計画が議論され、特に具同地域では人口増加にも関わらず団員数の少なさが懸念されている。また、入田地区における洪水対策として、入田樋門の改修が求められている。これに対し、桜井課長は、河川の流域を対象にした国土調査の導入を提案するなど、効果的な防災対策の必要性について言及した。
同時に、四万十川周辺の遊覧船での安全対策強化や、ライフジャケットの着用促進が求められた。特に、観光客への安全教育が必要であるとの意見も上がった。さらに、同市の施設やイベントにおける地域貢献についても報告され、四万十市が掲げる「観光振興」と「安全対策」が更なる協力の下に進められることを期待されている。
最後に、四万十市でのぶしゅかん振興に関連し、宿毛市と比較すると四万十市の生産量が低調であるとの指摘があり、全額補助の模索が提案された。特に地域の特性を生かした振興策に期待する声が高まる中、四万十市がさらなる発展を遂げられるか、多くの議員が慎重な視点で見守っていることが強調された。