令和3年3月15日、四万十市議会では定例会が開かれ、多くの議案が審議された。
重要文化的景観の保護を目的とする「第24号議案」について、寺尾真吾議員が質疑を行った。寺尾議員はこの条例における重要文化的景観に関わる設置物について、諮問と答申のプロセスについて確認した。生涯学習課長の花岡俊仁氏は、保存計画の策定に関する指導が文化庁よりあったことを示した上で、協議が行われることを説明した。さらに、答申が可能であることも明言した。
また、ゼロカーボンシティ宣言に関する「第45号議案」では、宮崎努議員が発言。彼は、自然再生エネルギーの推進が必要であるとして、電力の確保を提案した。環境生活課長の渡邊康氏は、市が保護する必要のある重要文化的景観や流域の保全に触れ、自然再生エネルギーの導入に際しては環境アセスメントを適用することを述べた。法律に基づき、許可が必要になるケースについても言及した。
さらに質疑が続き、議案は議長の早い段階で全体の委員会に付託されることが決定された。四万十市では、今後も地域の特性を活かした施策遂行に向けた動きが見られつつある。議題はそれぞれの常任委員会に付託され、本日の日程は全て終了した。市議会の一連の流れが今後の政策にどのように活かされるのかが注目される。