令和3年6月四万十市議会定例会が開催された。
会議では、宮崎努議員が提出した、先日の一般質問中の発言に関する動議が浮上した。動議は賛成多数で受理され、再調査が決定された。
その後、議題は第1号議案から第25号議案に移り、主に文化複合施設の建設に関わる工事請負契約が焦点となった。上岡正議員は、入札方法に疑問を呈した。特に、一般競争入札が最適とされる理由や指名競争入札での不調について鋭く問いかけた。
財政課長の田能浩二氏は、一般競争入札を採用した理由として「市内事業者の受注機会確保」を挙げた。指名競争入札は例外的とされ、特殊な施工が必要なため、全国的な企業の参加を重視した。
また、各議案の落札率も明らかになり、例えば第19号議案の落札率は92%であることが確認された。他の議案では、98%から99.5%という高い落札率が報告された。
上岡議員は、工事費が億を超える場合の入札規定についても質した。認められる指名事業者数について具体的な数値が示され、規定の見直しも必要との意見が噴出した。
動議の審議後、発言の一部取り消しが承認されるなど、議会は活発に進行した。議案の一括審議が行われ、各常任委員会への付託が決定された。このように、四万十市議会での議事は活発な討議を伴いながら進められた。