四万十市議会は、令和4年12月14日に行われた定例会において、一般質問や追加議案の審議を行いました。特に、大学誘致に関する質問が議員から多く寄せられ、その結果を受け、市長は今後の方針について慎重に議論を進めていく姿勢を示しました。
まず、上岡議員が述べた大学誘致の件では、市長が計画を断念したことへの反発が見られました。上岡議員は、大学誘致が市の発展に資するものであるとし、特に予算超過の懸念を指摘しました。市長は過去の経緯を振り返りつつ、「市民の期待に応える企画は迅速に進めるべきだった」と反省の弁を述べ、今後の対応を誓いました。
同様に、教育長は学力調査の結果について語り、本市の教育活動が全国で上位に位置することを誇りに思うと発言しました。教育を受ける子供たちにしっかりとした支援を続けていく意向も表明しました。特に、内向的な子供や特別支援が必要な児童への個別の支援がなされている点も強調されました。
次に、観光施策に関する討論も行われました。観光の促進が四万十市の経済の活性化に繋がるとの考えから、観光資源の開発やプロモーション活動の重要性が共有されました。特に、「全国学力・学習状況調査」の結果を踏まえた教育観光の促進についても言及され、地域の魅力の発信が求められました。
また、地域住民からは猫の保護や避妊手術を巡っての意見も出ました。特に、役所による適切な管理体制の強化が期待され、地域の協働による猫問題への対応が提案されました。市としても、これらの課題に真摯に向き合い、適切なプログラムが実施されることが重要と誓われました。