令和6年6月定例会の一般質問では、幡多農業高校への通学手段や、近隣小学校への通学についてなど交通利便性向上に関する問題が議論された。
最後の質問を行った廣瀬正明議員は、幡多農業高校の通学手段の確保について、公共交通の利用が困難である現状を指摘した。特に、四万十市にある高校の通学手段を更に確保する必要があるとの見解を示し、保護者からの声を具体的に紹介した。高校生が通えない原因は送迎や公共交通の利用が難しいためであり、希望する小学校への通学支援があれば良いと発言した。
市としては、公共交通は高齢者など交通弱者の為にすべき課題であり、交通手段の確保を今後どう進めるかが課題となる。市の担当者からは、各種交通機関のダイヤ改正や運行状況の教育を図り、地域のニーズを把握しながら進めるべきであるとした。
また、障害者雇用支援に関して、市内での就労継続支援B型事業所が増え、14.2%が就労希望者であることから、就業機会の提供を進める点も課題となった。現状の認識を得た市は、今後も地域の特性を活かした支援や、教育機関との活動を通じ、支援の強化を目指す考えを述べた。