令和5年12月19日、四万十市議会は定例会(第16日)を開催し、66件の議案が一括審議されました。これに際し、特に令和5年度一般会計補正予算や国民健康保険関連の補正予算などが焦点となりました。
報告を行った山崎司予算決算常任委員長は、「一般会計補正予算(第5号)」の審査結果を示し、給与費の見直しや物価高騰対策費を含んでいると報告しました。具体的には、保育所給食の材料費見直しや商店街の光熱費支援のため、老朽化した街路灯のLED化費用を一部補助するなどの内容です。
また、委員からの質疑に対して「宿毛市運動公園の改修に必要な経費については調整中」との答弁がありました。これに加え、現金流出を防ぐために、放課後児童クラブの委託に要する経費についても質疑がありました。
その後、決議案第1号とされる「イスラエルとハマスに即時人道的停戦を求める決議」が提案され、川渕誠司議員から提案理由が説明されました。この決議案では、パレスチナとイスラエルの間で起きている戦闘の現状を強く非難し、即時の人道的停戦と人質の解放が求められるとして、多くの賛同を得ました。
その他の重要な議案として、請願の審査があり、下田地域の高台移転を求める請願が趣旨採択されました。市民の安全面を考慮し、早急な対策が必要とされ、おそらくこれが後の施策に繋がる可能性があります。
一方、下田地域における小中一貫校化の請願は不採択となり、その理由としては現行の教育制度や資源の制約が挙げられました。3つの条例改正などが一括議決されるなど、多くの議案が迅速に審議されました。