令和5年9月4日、四万十市議会は定例会を開会した。
議事の中で、中平正宏市長は新しい補正予算や決算認定についての重要宣言を行った。この定例会は19日間の会期を運営し、課題に対処する一環として新型コロナ禍への対応が強調された。市長は、新型コロナウイルス対策を継続し、感染者数が増えていることから、市民への基本的な感染防止策の徹底を要請した。
また、ウイルスワクチンの接種に関しては、今月20日から全ての年齢層を対象にした接種が開始されることが発表された。市長は、接種がスムーズに進むよう医療機関と協力していく姿勢を示した。
子育て支援の面では、「しまんと子育て応援アプリ」の運用開始が報告され、妊婦や子育て家庭に向けた情報提供を行うことが狙われている。このアプリは子供の成長記録といった多機能を持ち、利用者の負担軽減を目指している。
さらに内水面漁業におけるアオノリ・アオサノリの不漁問題についても言及された。市は、民間による陸上養殖の新規参入を支援することを決定、自給率向上に向けた取り組みを強化していく考えが示された。
しまんと市民祭の復活も周知された。約1,300名の参加者が楽しんだイベントは、町へ活気をもたらしたとされる。
特に、プレミアム付商品券事業については、物価高騰が影響する中での生活支援策として位置付け、40%のプレミアムを付けた券を販売。市民の利用を促進し、地域経済の活性化を狙っているとされた。
四国銀行中村支店跡地の利用計画については、区域における集客機能の充実と商店街の活性化が図られる見込みである。また、龍馬ワールドイン四万十の開催が間近に迫っており、観光誘致の強化が期待されている。
議運委員長からは、議員報酬制度の改正提案がされ、議員の公務向け旅費支給の効率化が議論された。この改正により、議員の負担軽減が期待されている。