第484回高知市議会定例会が6月11日に開会し、会期が18日間と決定されるなどの重要な議題を取り上げた。
岡崎誠也市長は、新型コロナウイルスワクチン接種に関する混乱について謝罪を行い、接種予約システムの改善策を明らかにした。
また、予約初日に2,000人以上の市民が殺到し、システムが機能しないトラブルが発生したことを説明し、今後の対応として電話回線増設を考慮していることを強調した。
さらに、岡崎市長は高齢者の接種状況について報告し、約66,500人の中で88.7%の予約が確定とのこと。
市内全体では、接種を希望する人々が7月末までに2回の接種を受けられるよう努めていると述べた。
続いて、高知市の財政状況についても議論が交わされた。
議会には、令和3年度一般会計補正予算等の議案が提出され、8億7,500万円が一般会計の増額として計上されている。
予算の使途としては、若年層や生活困窮者への支援金が含まれている。
また、議員の指名による会議録署名議員の選出も行われ、これは議会規則第87条に基づき決定された。出席議員は33名で、全員が慎重に議論に参加した。
市長はこの会議で、新たに設置される副議長に西森美和議員が当選したことも報告した。
新副議長は就任挨拶で新型コロナウイルスに立ち向かう重要性を訴え、議会のサポートに感謝の意を表した。
このほか、議案としては障害福祉サービスに関する事業・設備基準の見直しが含まれており、地域のニーズに応じたサービス提供が今後の焦点となることが指摘された。
高知市の施策や議会の動向が市民生活に直結する中、今後の取り組みに注目が集まる。