令和3年第483回高知市議会定例会が開催され、様々な議案が議題に上がった。
特に注目されるのは、令和3年度高知市一般会計予算や関連する特別会計予算案である。これには、国民健康保険、介護保険、福祉事業など、多岐にわたる予算配分が含まれている。
また、コロナ禍における市の対応についても言及された。氏原嗣志議員は、出発当初からの国民健康保険や介護保険、福祉資金貸付事業の見直しや紹介を求めたが、市長はこれに対して球場で直接説明することはできないと強調した。
ワクチン接種も話題に上がった。市長は、「医療関係者の尽力に感謝している」とし、今後の高齢者ワクチン接種の具体的な方策について説明を行った。この中で、接種体制を整備し、地域医療機関との連携を深めていく方針が示された。
さらに、経済支援策に関する議論も展開された。市長は、支援策について中小企業に対する新たな施策や、ECサイトの活用を進める方針を語った。また、桂浜荘についても新型コロナの影響を受ける現状を報告し、短期的な対策を考慮する必要性があることを強調した。
財政運営についても、過去と比較して厳しい状態が続いているとの見解が示された。特に、コロナウイルスの影響により歳入の減少や予算不足が予想され、市民に対し高知市の健全な財政運営を図るための施策が求められる中、令和3年度当初予算の策定が行われた。
最後に、防災対策や土地保全条例に関する質疑も行われた。市長は、地域の安全確保のための取り組みの一環として、それぞれ必要な施策についての詳細を伝え、さらなる連携を求めた。また、小・中学生の自殺問題については、心の健康に寄り添う施策の展開が求められているという現状が改めて指摘された。