令和元年第470回高知市議会定例会が6月19日に開催された。今回は、令和元年度高知市一般会計補正予算や高知市森林環境整備基金条例の制定議案など、重要な議題が一括提出された。その中で市長岡崎誠也氏は、政治姿勢について発言し、今後の選挙に向けての法制的な対応の必要性を強調した。
また、議員の発言の中で、市議会選挙の投票率が36.55%という過去最低を記録したことに対する反省があった。氏原嗣志議員は、若年層や高齢者の投票に対する障壁を指摘し、政治への関心を高めるための施策が必要であると強調した。市長は、選挙対策として期日前投票の簡素化や商業施設での投票所設置を進めていると説明した。
さらに、西敷地の利活用計画が再度議題に上った。市民からの意見を反映させるための意見交換会を行うことが市長から発表され、それについて多くの関心が寄せられた。市長は、西敷地に新たな魅力を創出する方針に変わりはないと述べた。また、市民の安全と健康に配慮した施策の推進が求められている。
会議ではまた、高知市のカツオ産業への支援についても触れられた。カツオ産業は地域経済の発展にとって重要な位置を占めているため、市長はその支援の必要性を訴えた。
最後に、議長は特に市民参加型の施策や、市民の意見を重視した政策形成の重要性を訴え、今後の議会の在り方についても質疑が交わされた。議会は市の重要な決定機関であり、地域の発展に向けた役割が期待されている。