第498回高知市議会定例会が9月12日、議長の平田文彦氏のもと、開議された。議会では、令和5年度の各種特別会計補正予算案を中心に、簿記の徹底対策が行われた。中でも、吉永哲也議員は、高知市役所の職員教育と意識改革について問題を提起し、さらなる市民サービスの向上を目指す必要があると強調した。具体的には、職員の給料に反映される勤勉手当の香港と比較して不満の声が寄せられている事実に触れ、職員の働きかけなくると結果に結びつく制度づくりが求められると述べた。
また、地域活動と市民の連携の強化についても言及された。吉永議員は高知市に必要な意識改革の重要性を指摘し、職員と市民との信頼関係育成が求められるとして、ボランティア休暇制度の積極的活用を提案した。市長岡崎誠也氏は、地域の諸団体との連携の重要性と、職員が地域活動を支えるファシリテーターとしての役割を強調しました。
さらに、ユニバーサルデザインの導入により、高齢者や障害者への配慮を継続することで、地域活性化や共生社会の構築につながると支持を集めた。市議会では、また、高知市における観光振興策が報告された。特に、桂浜公園の活用や、運営再開が期待される国民宿舎桂浜荘について、地元企業との連携強化が進められることが期待されている。市議会で採択された内容を基に、今後も高知市役所の細部にわたる改善提案が検討される見通しである。