第488回高知市議会臨時会が1月28日に開会された。
今回の臨時会では、会期の決定、会議録署名議員の指名、2つの予算議案について審議される。議長が会議を進行し、岡崎 誠也市長が議案の説明を行った。
会期は本日から1月31日までの4日間と決定され、覚書に従った会議録署名議員として、福島 明議員、細木 良議員、山根 堂宏議員が指名された。特に注目される議案として、令和3年度の一般会計補正予算があげられ、これは新型コロナウイルスへの対応を目的とした重要な内容である。市長の説明によると、今回の補正予算では急を要する案件が取り上げられており、新型コロナに関連して配分される臨時交付金等が活用される。
具体的には、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金が1世帯あたり10万円として給付されることが取り決められている。これにより、約7万世帯が対象となり、全体で70億円の補正予算が計上される見込みである。
市長はまた、オミクロン株の感染急拡大に対する緊張感や、災害対策の必要性についても言及した。特に、南海トラフ地震や豪雨災害に備えた防災対策の進展が重要であるとの考えを示した。
岡崎市長は、新型コロナウイルス対策や防災対策における国の動向を鋭意重視し、情報を収集し続けると述べた。予算案の審議については、質疑通告がない状況の中、全国的な感染拡大の影響を考えると、特段の注意が必要とされている。