令和3年2月12日、高知市議会第482回臨時会が開会した。
本臨時会では、会期の決定や議案の提出が行われた。会期は本日から15日までの4日間と決定された。
また、議案として提出されたのは、令和2年度高知市一般会計補正予算をはじめ、卸売市場事業、駐車場事業に関する補正予算及び文化プラザの長寿命化整備事業の契約関連議案などが含まれる。
岡崎 誠也市長は、冒頭の挨拶で新型コロナウイルス対策の進捗状況を説明し、国からの3次補正予算に基づく約15億円の地方創生臨時交付金の活用について触れた。市長は、「この資金は事業者の雇用維持と事業継続に向けた支援施策の財源として重要であり、有効活用していきたい」と強調した。
新型コロナ対策として、公共施設における感染拡大防止策を推進することが求められていると市長は述べた。特に市民のワクチン接種を円滑に進めるための体制整備についても力を入れていくとした。
さらに、感染者数についても言及し、県内の感染状況は比較的安定しているが、新型コロナウイルスの変異株の影響も指摘した。市長は、「引き続き基本的な感染予防対策を徹底することが求められます」と話した。市民生活における経済活動の再開が待望される中、感染防止にも配慮する必要があるとした。
補正予算案の詳細な内容に関しては、今後の委員会審議を通じてさらに具体的な議論がなされる見込みである。各議案は、予算決算常任委員会及び経済文教常任委員会に付託されることが確認された。
この議会では、特に新型コロナウイルス対策に関連する施策が議論される予定で、市民生活に密接に関わる内容が多く含まれていることから、注目を集めている。