第498回高知市議会定例会が開会され、様々な議題が議論される中、特に令和５年度の補正予算に関する議案について重要な発言があった。会期は本日から9月26日までの21日間に決定した。
市第75号議案から市第96号議案までが一括議題とされ、岡崎誠也市長が各議案の背景や重要性について説明した。市長は特に、厳しい財政状況下で市民生活を守るための取り組みを強調した。彼は「市民の命と暮らしを守るため、一貫した政策を推進してきた」と述べた。
岡崎市長はまた、今後の計画についても言及し、特に今任期中に達成した成果を振り返るとともに、様々な行政サービスの提供における課題についても触れた。市民福祉の向上に向けた施策として、子育て支援や防災対策の強化が挙げられた。
特に、補正予算案では市内最大の六泉寺町市営住宅の統合建て替え計画が重要なテーマとして浮上した。市長は、この計画が津波の危険性を考慮していることを強調し、周辺地域の避難ビルの整備も視野に入れて進めると述べた。
また、仁ノ地区の排水路整備計画も早期の実施が求められており、これに対する市の取り組みも報告された。市長は地域経済の復興や人口減少対策を重要な喫緊の課題として挙げ、特に若者定着施策や中山間地域への支援の必要性を訴えた。
経済状況についても言及があり、物価高騰が市民生活に与える影響や、国の経済施策に対する市の対応についても触れた。市長は、国及び県との連携が重要であり、「地域経済の立て直しに向けて、確実な対策を講じる」と述べた。
最後に、市長は「今後とも市民の声を大切にし、共に支え合う社会の実現を目指す」と述べ、議員や市民の理解と協力を求めた。これにより、補正予算が市民生活向上に寄与することを期待される。