令和2年第476回高知市議会定例会が6月11日に開会された。
会期は今月30日までの20日間と決まる。議長の田鍋剛氏が会期決定を提案し、異議なく承認された。
続いて、会議録署名議員として西森美和議員、はた愛議員、浜口佳寿子議員が指名された。市長の岡崎誠也氏は市第89号高知市立学校情報通信ネットワーク環境施設整備業務委託契約締結議案について説明した。
岡崎市長は、「この議案は公立学校の高速大容量通信ネットワーク整備であり、9億880万円の予算が承認されている」と述べた。さらに、議案の進行を円滑にするため早期契約を提案した。
質疑はなく、この議案は経済文教常任委員会に付託されることとなった。
次に、市第72号議案から市第88号議案までが一括して議題に。岡崎市長は特に新型コロナウイルス対策についても報告した。最近の感染状況は抑えられており、14日には高知県の緊急事態宣言が解除されたとのこと。
「新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活の安定と業務継続支援が重要である」と強調した。
コロナウイルスに関連して、特別定額給付金の申請件数が35,041件に達したと報告した。早期支給に向け、給付金室を設置し体制強化を行っている。
副議長の寺内憲資議員は職務の辞退を願い出て、吉永哲也議員が新副議長に選出された。吉永氏は自らの役割を果たす意欲を示した。
今後の課題には新型コロナウイルスによる経済への影響が懸念され、特に事業者支援が求められる。