第472回高知市議会定例会が9月11日、午前10時から始まる。議題には、会期の決定や令和元年度補正予算案などが含まれる。出席した議員は、会期を本日から10月2日までの22日間とすることで合意した。
岡崎 誠也市長は、第472回定例会の出席者への感謝を述べ、重要な市政課題について説明をした。市長は就任以降4期16年間にわたり、市民の幸せや命の保護を意識しながら市の発展に尽力してきたと強調した。
高知市の財政状況について市長は言及。就任時には非常に厳しい財政運営が続いていたが、市議会や市民の協力で財政再建を達成したことを強調した。特に南海トラフ地震対策と人口減少問題の克服を二本柱に据えた施策を挙げ、その取り組みを続ける決意を新たにした。
市長は、具体的な施策には新図書館の完成や中学校給食の実施、また子ども医療費助成の拡大が含まれる。さらには、高知市が県全体を牽引する役割を果たすよう、新たなコミュニティの形成へ向けての取り組みを進めると述べた。
また、岡崎市長は経済情勢の見通しも述べた。内閣府が発表した国内総生産の2次速報値は前期比0.3%増であり、景気の基調判断は緩やかな回復が続くとされているが、通商問題による影響への警戒も求めた。
本議会では、補正予算を含む多くの議案が提出されており、これらの詳細な審議が今後進められる予定だ。財務部長の橋本 和明氏は、主要施策の成果や補正予算の概略について議会に説明する見込みで、今後の議案審議が注目されている。