令和4年度第494回高知市議会定例会が、12月7日に開会した。会期は本日から12月23日までの17日間に決定された。
議長の和田 勝美氏が、出席議員を前に会期の決定をお諮りし、「異議なし」との声が上がり、正式に決定された。
続いて、議会録署名議員の指名が行われた。下元 博司議員、下本 文雄議員、高木 妙議員が選ばれたという。法律に則った手続きを経て、丸投げの教訓を持ち帰ることが重要だと語られた。
市長の岡崎 誠也氏は、開会に先駆けて途中の市政課題について報告した。今年度の補正予算の内容は、特に物価上昇と景気回復への配慮から、家計を支える施策が盛り込まれている。
「出産・子育て応援給付金」「住民税非課税世帯への緊急支援給付金」など、生活費の増加に対応するため、計10万円の給付が実施される。また、教育委員会からの報告では、教育委員会の諸施策の実施状況についての点検が行われ、制度の運用評価が進められた。面接評価結果を市政に生かす意向が確認され、今後の施策が展開される見通しである。
さらに、岡崎市長は新型コロナウイルス対策について取り組みの現状を述べた。新型コロナの感染者数が再び増加傾向となっており、感染症対応の目安レベルが見直された。このため市民に向けて、外出や集まることを控えるよう注意喚起がなされた。特に、国と連携して、ワクチン接種を積極的に進める必要性が強調され、接種率は全国平均よりも高水準にあることが報告された。
また、観光振興の取り組みについても説明された。高知県の観光需要回復策として全国旅行支援がスタートし、利用状況は回復基調にある。この施策によって、特に桂浜公園がリニューアルし、観光客の訪問が増えることが期待されている。来年の桂浜公園のグランドオープンに向けたプロモーションも推進されるとのことだ。
次回の議会は12月12日に再開され、提案された議案がさらに審議される予定である。市議会は市民のニーズを反映した政策を進める必要があるとされ、自律的な議論を通じて、その実現を目指す意向が示された。