第472回高知市議会定例会が令和元年10月2日に開催され、多数の議案が提出され、議論が行われた。
市第89号から市第125号までの議案を一括で審議した結果、原案通り可決された。中でも、令和元年度高知市一般会計補正予算は重要な項目として取り上げられ、議員からの多くの質疑が寄せられた。予算決算常任委員長の寺内憲資議員は、各議案についての審査結果を報告し、特に決算認定議案は賛成多数であることを強調した。
昨年の水道事業の見直しに関連する議案も可決された。執行部からは、債務負担行為等の関連規程の整備を急ぐ必要があるとの説明があり、これに対し議員からはさらなる精査を求められた。
議会では、高齢者の安全運転支援を求める意見書議案が提出され、岡崎邦子議員が今後の事故防止策に関す深い思索を促した。総務常任委員長の岡崎邦子議員はまた、職員の給与条例改正についても、財政健全化を見込み、賛成意見を示した。市長の岡崎誠也氏は、自身の交通違反を受けて給与の一時減額を提案した際、議員や市民に向け心からの謝罪を述べている。
多くの条例改正が行われた中、特に厚生常任委員会からは障害福祉サービス基準に関する条例改正案が提出され、全議案ともに原案通り可決された。議会はこれらの改正を通じて、地域福祉の向上を目指す姿勢を鮮明にしている。