令和4年第492回高知市議会定例会が9月20日に開かれ、さまざまな議案が論議された。市民生活に直結する令和4年度の補正予算が主要なテーマであり、補正予算に対する質疑も行われた。
岡崎誠也市長は、全体の予算案について説明した。特に、国民宿舎運営事業や卸売市場事業など、生活に影響を与える事業も含まれる。議員からは、補正予算の内容に対して賛否の意見が寄せられた。特に、高木妙議員からは、薊野東町の雨水対策について、改善策としてポンプ場の能力アップを求める発言があった。
また、動物愛護に関する議論も行われ、議員からは動物愛護センターの建設場所に関する意見が続出した。これに対し、中澤慎二副市長は、既存の用地を活用する複数案の検討が進められていると強調し、今後の方針を示した。
災害情報の伝達についても質疑が行われ、特に新型コロナ感染症による影響で情報共有がどのように行われているかが焦点となった。中澤副市長は、LINEやホームページ等での情報提供の重要性を述べた。
最後に、安倍晋三元首相の国葬実施の撤回を求める意見書に対する賛否も熱心に議論された。賛成意見は多かったが、反対派も存在し、意見が分かれる結果となった。結局、賛成少数で意見書は否決される結果となった。今後の議会運営や市政における市民の意見反映の重要性が改めて問われることとなった。