第480回高知市議会臨時会が、令和2年11月30日午前10時に開会された。今回の会議では、複数の条例改正案が提出され、各議案について議論が行われた。
会議の冒頭では、会期が本日1日と決定された。その後、議長によって会議録署名議員として海治甲太郎議員、大久保尊司議員、岡崎邦子議員が指名された。
市長の岡崎誠也氏は、まず新型コロナウイルス感染症の状況について言及し、全国的に感染が拡大していると述べた。しかし、高知県内では現状、比較的落ち着いているとのことだった。
市長は、本日提出した条例改正案が人事院勧告に基づくものであると強調し、人事院勧告に用意された給与改定を行うと説明した。特に、市第125号の報酬及び費用弁償条例の改正では、市議会議員の期末手当が年間3.4月から3.35月へと減額される。
また、市長は市第126号、126号、127号及び128号の各議案も紹介し、それぞれの条例において期末手当の支給割合の改定を行うことを説明した。これにより、一般会計における予算額は5,300万円程度の減額が見込まれる。
質疑応答が行われたが、特に議案に対する通告はなかった。議長は、日程第3の議題を一括して採決にかけることを決定し、全議案が原案通り可決された。
岡崎市長は、閉会に際し、審議の結果に感謝を述べ、今後の市政執行にあたることを約束した。また、今後の予算編成に関しても、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、国の政策動向を注視しながら、必要な財源確保を図る意向を示した。