高知市議会、令和2年度補正予算などを議論

令和2年第476回高知市議会定例会が開催された。議会では、市第72号令和2年度高知市一般会計補正予算など、多くの議案が議題に上がった。特に、市長の経済施策についての議論が注目を集めている。市民生活への影響が深刻である中、特に新型コロナウイルスの影響で多くの企業が厳しい状況に直面している。福島 明議員が質疑に立ち、厳しい意見を述べた。今回のコロナウイルスによる経済影響について、福島議員は「多くの企業がぎりぎりの選択を迫られている」と焦点を当てた。特に、公共交通機関であるとさでん交通にも影響が及んでいる。福島議員によると、とさでん交通への3,244万2,000円の支援金を補助することになったのは、地域公共交通を守るために必要な措置であるとするものであった。またコロナ禍により、企業や事業者の収入減少が顕著な状況が報告された。特に中小企業の存続が懸念される中、国民宿舎桂浜荘やとさでん交通への支援が重要となっている。さらに福島議員は「現在の水道事業においても、その収益構造を見直す必要があるのではないか」と提言した。会議では、金融支援を通じた企業支援や地域経済活性化に向けた議論が続いた。議長である田鍋 剛君は、議案について全体的な審査を進める方針を表明した。さらに、次に行われる高知市立学校情報通信ネットワーク環境施設整備業務についても、教育向上のための重要な施策として位置づけられている。今後は、この情報ネットワーク環境整備を通じて、すべての子供たちが公平な学びの機会を得られるよう、各議員が協力していく必要がある。会議の最後に、田鍋議長は、次回の開催が決定していることを告知し、議会を終了した。