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高知市議会、一般会計補正予算を可決、重要施策を推進

高知市議会は、令和元年度一般会計補正予算を原案通り可決。新たな防災対策や税条例改正も承認された。
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令和元年第470回高知市議会定例会が6月28日に開催され、重要な議案が可決された。

今回の定例会では、特に注目されたのが令和元年度高知市一般会計補正予算である。市第65号議案が原案通り可決された。この補正予算は市の経済状況を鑑み、重要な施策を支えるものとなる。また、高知市森林環境整備基金条例制定議案や高知市税条例の改正議案もいずれも承認された。

予算決算常任委員会の報告を受けて、寺内憲資議員は、補正予算の承認が市民の生活向上に寄与することを強調した。採決では全議案が原案通り可決、承認された。さらに、市第79号の高知市デジタル固定系防災行政無線整備工事請負契約の締結案が可決され、新型スピーカーの導入による音の届く範囲の拡大が期待されている。

消防局に関しては、外部からの救急要請に迅速に対応できる体制を築くため、小型救急車の配置を強化し、中央消防署と北消防署で両体制を整える方針が示された。岡崎誠也市長は、災害に備えた訓練体制についても言及し、高知市が進める防災対策の重要性を訴えた。

また議題には社会保障制度が上がり、加齢性難聴者への補聴器購入補助制度の創設についての意見書が提案されたが、これは否決された。他にも、教職員の負担軽減を求める意見書や地域経済の勘案から最低賃金の引き上げを求める意見書も提案されたが、こちらも否決されるなど、議論が白熱した。

次の定例会においても、引き続き市民生活の向上や防災対策に取り組む姿勢が求められる。市長は「災害に強いまちづくりへ向け、議会との連携を強化していきたい」と述べている。

今後の高知市議会の議論や施策が市民のために実を結ぶことが期待される。

議会開催日
議会名令和元年第470回高知市議会定例会
議事録
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