高知市議会の第486回臨時会が開催され、令和3年度一般会計補正予算が可決された。
この臨時会では、岐阜県の経済活動支援を目的とした補正予算が審議された。予算決算常任委員会の予算決算委員長の西森美和議員が報告し、市第133号令和3年度高知市一般会計補正予算が原案どおり可決されたと述べた。市現状については、コロナ禍による市内事業者への全面支援策が中心に据えられている。
岡崎誠也市長は閉会に当たり、個人情報漏えい事件について言及し、経緯を説明した。漏洩は、造成主側との協議中に市の職員が実行委員会の名簿を誤って共有してしまった結果であった。市長は、この件について地元住民に不安を与え、信頼を損ねたことを深く謝罪した。
さらに、市長は新型コロナウイルス感染症に関する情報も共有した。感染者数は大幅に減少する一方、専門家からは冬場における第6波の懸念が示されているため、対策を強化していく必要があると報告した。今後の市政運営に対して、議員からの意見や要望を十分に生かしていく旨を伝えた。
岡崎市長は、議会への評価と共に事業継続と地域経済の活性化を図っていく姿勢を見せている。議会は本案を可決し、全員一致で支持したことで、迅速な実施が期待される。また、重要な衆議院選挙が控えていることについても、議員の健康と活動を願い、閉会の挨拶を締めくくった。
今次臨時会を通じて、議会と市政が一体となって、コロナ禍の影響を受けた市内の経済をどのように支援していくかが一つの焦点となり、大変重要な議論が行われた。スムーズな議会進行と活発な意見交換がなされたことは、議会側からも評価されており、今後の施策実施に期待が寄せられている。