令和4年第488回高知市議会臨時会が開催された。会議では、一般会計補正予算に関する重要な議案が審議された。
議題は2件、令和3年度高知市一般会計補正予算とその専決処分の承認が含まれる。予算決算常任委員会の委員長である西森美和氏は、原案を全員賛成で可決したと報告した。
この補正予算は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民や事業者への支援が中心である。市長岡崎誠也氏は、特別給付金として住民税非課税世帯に1世帯当たり10万円を支給し、また市内事業者への支援策を講じていると強調した。市民生活の助けとなる施策を早急に実施する必要性が語られた。
岡崎市長は、新型コロナウイルスの感染が急拡大している現状についても触れ、感染防止の徹底を呼びかけた。特に、オミクロン株による影響で0歳から10代の感染者が多く、児童施設や学校の休業も相次いでいる。
新しく承認されたワクチン接種体制についても説明され、5歳以上11歳以下の小児への接種が計画されている。市長は、医師会との連携を強め、接種体制の整備を急ぐ意向を示した。何よりも子どもたちの安全を最優先する姿勢が伺えた。
最後に、岡崎市長は議員に対して健康に留意しながら市政の発展に寄与してほしいと願いを述べ、臨時会の閉会を宣言した。議会の重要議案が全て承認され、市としての次のステップへと進むための機会となった。