令和2年第479回高知市議会定例会が開会され、会期の決定や各種予算議案が審議された。
会議は、午前10時に副議長が開会を宣言し、まず会期の決定が行われた。会期は本日から9月30日までの22日間とされ、異議はなかった。
続いて、会議録署名議員の指名があり、議長が和田勝美議員、伊藤弘幸議員、氏原嗣志議員を指名した。
最も重要な案件として、令和2年度高知市一般会計補正予算が提案された。
市長の岡崎誠也氏は、予算案の内容について説明し、新型コロナウイルスの影響や相次ぐ自然災害を背景に財政の健全性の確保を目指していると強調した。特に今後の経済状況が厳しい中、適切な財政運営が不可欠であるとのこと。
また、今回提出された補正予算の中には、国民健康保険事業特別会計や水道事業会計の補正も含まれている。特別会計の補正については、運営の効率化を図るとともに、感染症対策や災害対策に必要な措置が講じられる必要があるという。
さらに、決算の認定に関する議案も複数提出され、特に令和元年度の高知市一般会計と特別会計の決算については、各種施策の成果や課題が挙げられた。
新型コロナウイルスの影響で地域経済が打撃を受ける中、特別定額給付金の支給状況についても報告があった。支給対象世帯への給付が98.7%に達し、総額323億8,000万円が支給された。
また、議案内容に関して、議員の質疑応答が続き、特に商業振興や観光政策、公共事業に関する詳細な議論が展開された。市の観光振興案として、GOTO商店街キャンペーンが説明され、商業復興に向けた取り組こみが強調された。
今後の予定として、9月10日及び11日の2日間の会議休会が提案され、副議長が無事に決定すると宣言し、会議は延会された。次回は9月14日に再開される予定である。