第491回高知市議会臨時会が令和4年7月29日に開催され、重要議案が審議されました。
議題には令和4年度高知市一般会計補正予算が含まれており、原案が可決されました。この補正予算は、原油価格や物価高騰による影響を受ける農業生産者への支援や、コロナ禍の影響で厳しい状況に置かれている公共交通の利用促進を目的とした経費が中心となっています。市長の岡崎誠也氏は、早急に事業に着手する意向を表明しました。
また、議会事務局職員による個人情報漏えい事案に関連して、市議第14号の条例制定議案が提出されました。この議案では、議長の報酬を減額する特例が定められています。提出者の平田文彦議員は、報酬減額が市民信頼回復への意志を示すものであると強調しました。
全議員による採決が行われ、いずれの議案も賛成全員で可決されました。今後、高知市議会は、市民の信頼回復に全力を上げ、法令遵守の徹底に取り組むことを誓いました。市内で進む新型コロナウイルスの感染拡大への対応も求められています。特に、若い世代のワクチン接種率向上が重要視され、今後の施策に期待が寄せられています。市長は、地域の安全と市政の発展に向けた議員へのエールを送る形で会議を締めくくりました。