令和5年度横浜市会定例会が開会し、予算案が審議された。
議題には令和5年度の一般会計予算案が含まれ、各委員会による精力的な審査の結果、原案可決が決定された。
市第99号議案は、子育て支援や小児医療費助成などの施策拡充が盛り込まれた。
予算第一特別委員会委員長の磯部圭太氏は、経済局、国際局、都市整備局など多岐にわたる施策について報告。
特にスタートアップ支援や中小企業支援の重要性を強調した。
予算第二特別委員会の藤崎浩太郎氏は、子育てや医療に関する支援施策の推進を訴えた。
教育や公共交通の質向上も重要なテーマとして議論された。
また、井上さくら氏は中学校給食について質疑。温かい給食の提供に対し、解決策が求められた。
一方、大貫憲夫氏は保育士の配置基準についても議論を展開。保育の質向上には配置基準の見直しが不可欠と述べた。
この他、請願に関しても討論が行われ、小児医療費助成制度の拡充が求められたが不採択となった。
議長である清水富雄氏は本会議の締めくくりとして、出席議員に対しこれまでの努力に感謝の意を表明した。
今後、市は様々な課題に取り組み、市民の期待にこたえていく方針を示している。この春には中学校給食が実施予定であり、子育て世代への直接支援が拡充される見込みである。