令和3年第4回定例会では、市が新型コロナウイルス感染症対策を中心に継続的な支援事業を展開し、経済回復を目指していることが強調された。特に、たてやま清隆議員は感染症対策について質問を行い、健康福祉局長の成尾彰氏は、感染者ゼロが維持されている中で、今後の變異株対策の重要性を述べた。また、医療体制の確保に関しても、国と連携した強化が進められていることが報告された。
また、 市民の暮らしを守るための支援事業についても質疑が行われ、上四元剛市民局長が国保税の減免制度や生活困窮者自立支援金に関する支給実績を報告し、引き続き周知を強化していく方針が示された。
インボイス制度については、議論が交わされ、支援局の枝元昌一郎氏から制度の法的根拠や運用に関する説明がなされた。特に、これが消費税の納税に与える影響について、議員からの懸念が表明された。一方、教育長の杉元羊一氏は、特別支援教育の現状や課題に対する認識を述べ、支援員増員の要望や教育の質の維持の重要性について言及した。
次に、視覚障害者のための支援として、防災ラジオの普及状況や課題に関しても意見が交わされ、健康福祉局の成尾彰氏が制度の目的や視認性の必要性を強調した。また、学校給食に関しては、近年学校給食の在り方を見直し、また情報・意思疎通支援用具の給付の可能性についても質疑が行われた。
市の施策については、各団地の活性化や自治体の役割が求められ、二重の課題が浮き彫りとなった。この内容を受けて、議員は市長に対し、より一層の積極的施策の実施を要請し、地域住民の意見をもとに事業推進をするよう強く訴えた。