令和2年第3回定例会が9月16日に開かれ、様々な議題が議論された。
当議会では、第41号から第65号までの議案が一括議題として上程され、その中には重要な議案が含まれている。議長の川越桂路氏は、議案の内容について前回の議事を継続して質疑を行うことを宣言した。
質疑では、入船攻一議員が鹿児島ユナイテッドFCの専用練習場の整備について強い関心を寄せ、その重要性を訴えた。入船議員は、練習場が喜入地域の活性化に繋がることを強調し、地域との連携を求めた。観光交流局長の小倉洋一氏は、鹿児島ユナイテッドFCが地域との交流イベントを開催予定であり、地域の空き家を選手の住居として活用することも視野に入れていると応じた。
また、敬老パスについての質疑では、過去の交付実績や今後の方針についても議論され、利用状況の調査結果を基に、より利用促進策の重要性が指摘された。特に令和18年からの高齢者人口の推移が議題に上がり、敬老パス制度の持続可能性を模索する場面も見られた。
さらには、共同墓地の管理についても質疑が行われ、地域の高齢化と人口減少の中での管理体制の課題が提起された。環境局長の玉利淳氏は、関係団体との連携を強化し、今後の管理体制の向上を目指す意向を示した。
さらに、消防局幹部の人事や救急搬送の現状、課題についても議論された。市長の森博幸氏は、新型コロナウイルス感染症の影響に対する対応策を積極的に進めていることを確認し、消防体制の強化と職員の健康管理を重視する考えを示した。
最後に、鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙が行われ、川越桂路議員などが推薦された。議会は24人の議員が集まり、地域医療の向上を目指す仲間が選出されることとなった。
このように、議会では市政に関する多岐にわたる問題が討論され、地域の未来に繋がる重要な決定が下されることとなる。