令和元年第2回鹿児島市議会定例会が、6月19日午前10時に開幕した。
議会では市長から、専決処分に関する報告があり、会期の決定も行われ、17日間と定められた。
注目の議案としては、鹿児島市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正や、災害弔慰金の支給に関する条例の改正が話題に上った。市長の森博幸氏は、補正予算に関する説明を行い、一般会計において追加される金額が2億3541万円であることを強調した。
特に、家庭的保育事業の改正により、児童福祉法に基づく省令の変更に対応した規定の整理が行われる。災害弔慰金の支給に関しては、法律の一部改正に基づき、資金の貸付に関する新しい規定が設けられる。これに加え、幼稚園保育料条例が廃止されることで、幼児教育の無償化の推進を図る。
他にも、森林環境譲与税基金条例の制定や給水条例の一部改正など、多岐にわたる議案が議論された。特に森林環境譲与税基金条例は、森林の整備に必要な施策に充てるためのもので、市当局はその重要性を訴えた。
損害賠償に関する件では、自転車転倒による事故に対し、賠償額を決定することが求められており、議会の同意が必要とされている。また、税条例の一部改正では、非課税措置の拡充などが提案され、市民への負担軽減が目指されている。
今後、これらの議案については、さらなる議論と審議が行われる予定である。議会は明日から数日の間休会となり、6月25日に再開される。
議会では積極的な議論が期待されており、市民生活へ大きな影響を与える内容が多く含まれていることから、注視が必要である。