令和4年第4回定例会において、様々な議題が審議された。
まず、児童生徒の不登校については、令和3年度の調査結果が発表され、全国で不登校が増加している現状が報告された。特に、コロナ禍の影響を受けた児童生徒の心理的な負担が、登校意欲に影響している。教育長は不登校児童生徒への支援として、フレンドシップ支援事業が展開されていることを強調した。このプログラムでは、学校復帰支援や個別のカウンセリングが行われ、児童生徒の社会適応力を高める取り組みが進められている。
次に、待機児童対策についても議論が行われた。市長は、待機児童ゼロを目指し、吉野東小学校の児童クラブの整備を進めていることを明かした。新しく整備される施設では、低年齢児の受け皿が拡充され、地域における子育て支援が強化される見込みである。
新型コロナウイルスに関する状況でも、生活者支援の必要性が訴えられた。物価高騰に伴う生活の厳しさが増す中、国は新たな経済政策を打ち出し、市としても何らかの支援策を講じる必要があると考えられた。
加えて、環境政策に関しても話題となり、鹿児島市はさまざまな環境配慮策を模索中であり、今後も持続可能な発展に向けた施策の推進が求められた。
最後に、国民健康保険税の差押え問題が取り上げられ、市の対応に対する市民の信頼が失われないよう、慎重な行政運営が必要であるとの見解が示された。他都市の事例を参考にし、放置自動車の適正処理に向けた条例を整備することも提案され、地域住民の生活環境の向上を目指した議論がなされた。
以上のように、審議会では市民が直面する様々な問題に対して、具体的な施策を検討し、地域のニーズに応じた対応が求められている。市議会と市の連携による課題解決が期待される。