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鹿児島市議会、令和2年第3回定例会を開会

鹿児島市議会は令和2年第3回定例会を開会し、新型コロナ対策などの補正予算が提案された。
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令和2年第3回鹿児島市議会定例会が9月2日に開会した。

冒頭、市長の森博幸氏は、令和2年7月豪雨による被災者へのお見舞いを述べた後、補正予算や決算に関する提案を説明した。補正予算について、一般会計では28億2,675万6千円を追加し、総額約3,488億円となる見込みだという。

この補正予算は、新型コロナウイルスに関連する経費を含め、地域経済の活性化を図る投資が盛り込まれている。具体的には、コロナ感染症対策や公共事業費が計上され、今般の厳しい経済状況における市の支援が求められている。

また、教育費にも配慮され、ICT環境整備に向けた事業が導入される予定だ。市長は、「学生の学習環境を整備し、次世代を担う選手育成に力を入れたい」と述べ、この取り組みが重要であることを強調した。

一方で、予算配分に関する議論も行われ、特に「タブレット端末購入の件」が注目を浴びている。市側は、この台数が増えることで教育現場での効果が期待されると説明しているが、議員からは予算の妥当性に関する懸念の声も上がった。

さらに、決算報告では、一般会計の歳出決算額が2,652億1,188万1千円となり、実質収支は43億8,271万6千円の黒字が確認された。市は厳しい財政環境においても、効率的な収入確保と支出の最適化に努めてきたと報告している。

この他、会期は9月28日までの27日間に決定され、市議会は今後の審議を通じて市民の生活向上に向けて取り組んでいく方針だ。議会の取り組みが注視される中、今後も市民の声を反映させた政策づくりが期待される。

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議会名令和2年第3回鹿児島市議会定例会
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