令和元年九月四日、鹿児島市議会は第三回定例会を開会した。
議長の山口たけし氏が議事を進め、会の目的や議題が紹介された。会期は九月三十日までの二十七日間と定められ、特定の議案が議題に上った。
市長の森博幸氏は、令和元年度補正予算や条例改正について説明を行った。特に、一般会計では十五億九千七百二万六千円が追加され、総額は二千六百九十二億六千五百四十三万九千円に達する。これにより、主に福祉や衛生、商工費などへの支出が計上されることになる。
また、同市は印鑑条例や保育所条例の改正を提案し、個人番号カードの利用に関する条例は廃止される見通しだ。これらの改正は、法令の一部改正に伴うものであり、現在のニーズに対応した内容だと強調された。
議案の中でも特に注目されたのは、工事請負契約を結ぶ件であり、具体的には中央卸売市場に関連する工事が多く含まれている。これにより地域のインフラ整備が促進されることが期待されている。さらに、土地取得に関する提案も行われ、公園用地などに使われる予定である。
決算についても言及があった。平成三十年度の一般会計は、二千四百九十二億七千五百十七万九千円という額で、経費支出の効率化が図られた結果、黒字を達成したと報告された。特別会計や企業会計でも多くの項目で良好な運営が確認できた。
議会は議事日程に従って進行し、次回は九月十日に再開する。議会の決定や予算案について各議員から活発な意見が出されることが期待されている。今後の進展が注目される。