令和2年第2回鹿児島市議会定例会が6月9日に開会された。
議会では、新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ補正予算が議題となった。
市長の森博幸氏は、一般会計の追加予算が29億3,287万1千円であると説明した。
市長はさらに、地域コミュニティでも利用される助成金など、計上された施策の内容を詳しく紹介した。
また、補助内示見込みによる児童クラブ施設整備事業費や飲食店子ども食堂プロジェクト事業費、さらにはICT環境整備資金が予算に反映されることを強調した。
条例改正に関する議案も多数上程された。自動車購入及び食品検査機器購入の件が特に注目を集めた。
他に、介護保険条例及び国民健康保険税条例の一部改正についても、コロナの影響を考慮した内容が含まれている。
特に、子ども関連の施策として、多くの条例が見直され、保育士配置の特例や運営基準の見直しが行われたことが報告された。
このような背景には、より良い福祉環境を整備する意向が強く表れている。
会期は6月25日までの17日間と決定し、議会の進展が期待されている。
議会の議長である川越桂路氏は、今後の審議に対し、委員会での活発な意見交換を促した。
この通過した議案や政策が、市民生活にどのように反映されていくのか、注目している。