令和2年第4回定例会が行われ、多様な議題が持ち上がった。特に、児童相談所の整備や新型コロナウイルス感染症対策が重要なテーマとなった。
まず、児童相談所設置について協議され、森市長は鴨池公園駐車場を候補地として選定した理由を示し、その地域住民からの意見聴取の必要性を訴えた。議論を重ね、地域の意見を反映させることが求められているが、現段階では市民からの具体的な参与は予定されていない。
新型コロナウイルスの影響については、相談件数が前年度と比べて大幅に増加していると報告。市民の健康と安全を守るため、PCR検査の実施や感染拡大防止の取り組みが進められており、市民に対して迅速な情報提供とリーダーシップが求められている。
また、子どもたちの生活環境に重要な役割を果たす公衆浴場についても言及された。鹿児島市内の公衆浴場が減少している問題に触れ、地域の健康増進のために施策の見直しが必要だとの意見も見られた。この減少は家庭にお風呂を持つ世帯の増加などが要因で、地域としての課題が浮き彫りとなっている。
さらに、安定ヨウ素剤の事前配布に関する話題も上がり、他市の取り組みを参考にしながら、本市でも積極的な防災対策を進めることが求められた。
最後に、原発に関連する問題が取り上げられ、社会全体としての意識と対策の必要性が強調された。
市長選挙に関連しても、投票率の向上や市民参加の促進が再確認され、次期市長に対する期待も述べられた。