令和5年第3回鹿児島市議会定例会が、9月15日午前10時に開会され、重要な議事が審議されました。
本会議では、新たに8名の選挙管理委員及び補充員が指名され、無事に決定されました。議長の川越桂路氏は、指名された馬場竹彦氏や中崎新一郎氏などの当選を確認し、選挙管理及び運営の役割について期待を寄せました。
また、第55号議案として人権擁護委員候補者の推薦が提出され、この件についても異議なく同意されました。これにより、人権擁護活動がより強化されるものと見込まれています。
次に、日程第3の議題として第28号から第38号までの議案が上程され、防災福祉こども委員長のしらが郁代氏が報告を行いました。特に、第37号議案に関して、鹿児島市の養護老人ホーム廃止に伴う影響が問題視され、反対意見が議会内で表明されました。日本共産党市議団を代表するたてやま清隆議員は、「養護老人ホームの機能が民間に移行することにより、サービスの質が低下する懸念がある」と指摘しました。
さらに、意見書案第9号においては、地方財政の充実と強化を求める件が可決され、議会は財政面での支援を一層要求していく姿勢を示しました。
陳情についても、合併に伴う樹木管理の必要性が挙げられる一方で、不採択にされる例もあり、議員間での意見交換が続きました。議員派遣に関する議論も盛り上がり、来年1月に予定される長沙市訪問や桜島火山対策の要望活動について充分な協議が図られました。
最後に閉会の際には、参加議員全員の協力により、すべての議案が無事に終了したことが確認されました。これにより、鹿児島市議会は今後の課題に向けても意義深い活動を続けていく所存であるとの旨が議長より伝えられました。