令和2年第1回臨時会が5月22日に開催され、重要な議題が取り上げられた。
まず、小川みさ子議員による発言取消しの件が審議された。小川議員は、自身の発言について、特定部分の取消しを求める意向を表明した。議長である川越桂路市議は、発言取消しに異議がないか確認した後、申出を認めることを決定した。
次に、向江かほり議員の発言取消しが議題に。向江議員も、先日の本会議での発言に関して、通告外の内容が含まれていたことを謝罪し、部分的な取消しを求めた。議長は再び異議を確認し、その求めを受入れることにした。
続いて、第1号議案から第6号議案まで一括上程され、各常任委員会の審査報告が行われた。防災福祉こども委員会の古江尚子委員長は、関連する議案3件を承認すべきと報告した。市民文教委員会の霜出佳寿委員長も、議案に関して質疑を経て報告を承認した。なお、意見の一致には至らなかったが、採決は行われ、報告が承認された。
さらに、産業観光企業委員会の松尾まこと委員長は、専決処分の承認を求める件についても報告し、各面を慎重に審査したうえで票を集めた。
会議の後半には、広告委員長から、監査委員の選任に関する第7号及び第8号議案が提起された。議長は、提出者の説明を省略し、あためて異議なしとの確認を経て、両議案も承認された。
最後に、閉会中の継続調査の件が提案され、議員の合意により内容をおおむね承認した後、令和2年第1回鹿児島市議会臨時会は午前10時20分に閉会となった。市議会は、新たな課題に引き続き取り組んでいく姿勢を示している。