令和2年第1回定例会では、重要な議題が多数取り上げられた。中でも、新型コロナウイルス感染症対策については、緊急性が増している。
市長の森博幸氏は、臨時休校を決定した際、その影響を考慮し、全ての市立小・中・高等学校を対象に、3月2日から25日までの間、臨時休業とすることを発表した。過去には、全国的な動向を注視する必要があるとし、開校に向けた準備を進めると述べていた。
一方、議員ののぐち英一郎氏は、休校に伴う子供たちの生活環境の確保策について質問を行い、市長は全庁を挙げた対応を進める姿勢を示した。特に、性暴力やセクハラ問題に関しても、数々の発言があり、町の安全を守るための取り組みが求められている。
また、就職氷河期世代については、森市長は、その実態に応じた支援策を強調し、雇用促進策の強化を図る意向を示した。これに対し、議員たちも具体的な施策を求める姿勢を見せた。
さらには、鶴丸城御楼門の復元について議論がなされ、観光名所としての役割の重要性が確認された。森市長は、旧城門の復元が地域振興や歴史的価値の向上につながると明言し、今後の展望についても言及した。
新型コロナウイルスへの対策として、特に教育がどう影響を受けるのかも議題に上がり、児童クラブの開設等についても紛争なく円滑に進める必要があると強調された。
定例会の中で注目すべきは、男女共同参画の進捗状況についてであった。市民局長は、男女共同参画計画の進捗を報告し、依然として政策決定過程における女性の参画が不足していることが課題であると認識を示した。
このように、令和2年第1回定例会は、新型コロナや地域活性化をテーマに多岐にわたる議論がなされ、市民の安全と安心を確保するために各議員が意見交換を行った。議会は、必要な施策を進めていく考えを強く打ち出している。