令和4年第3回定例会が9月14日に開催され、様々な議案が審議された。この定例会においては、特に待機児童の問題が議題となり、問題の深刻さと解決策が求められた。中原力議員は待機児童の真因を掘り下げ、谷山地区における状況を特に注意深く見ていく必要があると強調した。市長は、待機児童緊急対策室を設置し、2年以内に待機児童ゼロを果たす意志を示した。その実現に向け、具体的な施策が模索されている。
また、外国人労働者についても言及があり、業種別に人手不足が深刻であることが伝えられた。市内の外国人労働者数は年々増加しつつあるが、コロナ禍の影響でその入国が制限され、人手不足が加速している。市長はこの状況について、外国人労働者を受け入れるための施策を取る重要性を認識していると応答した。
このほか、メンタルヘルス対策も注目されており、心の健康問題への認識が強められ、市は電話相談の件数が増加する等、状況への対応を模索している。特に「ゲートキーパー」としての役割を果たす人々の充実が必要とされている。
新型コロナのワクチン接種状況も報告され、接種者数は3回目において64.0%、4回目接種は21.7%と依然として課題が残っていることが指摘された。市は引き続き市民に対して正確な情報の提供を行う考えである。
また、教育行政に関する取り組みが多く取り上げられ、特に教科担任制の導入や市立病院におけるWi-Fi環境の整備が進められていることが報告された。市長は、これらの施策が市民生活の質向上に寄与することを願っていると述べた。