令和3年第2回定例会が令和3年6月15日に開催され、市内での新型コロナウイルス感染症の影響や教育現場での課題が議題に上った。
特に新型コロナウイルス感染症に関して、市長の下鶴隆央氏は、厳しい状況下にある経済活動と感染防止策の両立が重要であると強調した。
また、崎元ひろのり議員が質問を行い、さまざまな業種についての支援事業の実施状況や、予算の活用について具体的に問いかけた。市長は、感染拡大防止に向けた支援金の配分や財政調整基金の活用を明かした。同氏は、コロナ禍で影響を受ける業者への支援の必要性を強調した。
さらに、教育現場における課題にも触れられ、特にいじめや不登校の問題が増加している現状が報告された。教育長の杉元羊一氏は、この流れを受け、資質・能力向上のために教職員の研修を強化する必要性を訴えている。
地域コミュニティ協議会についても触れられ、委員会からの要望があり、町内会活動が支持される方向性が再確認された。近年、活動の縮小と人手不足が懸念されており、地域のリーダーたちへの支援をさらに強化すべきという内容が提起された。
また、クルーズ船受入の話題では、観光客誘致の観点から、受入国が特定され、感染対策を徹底した受入れが進められていることが報告された。交流の場が確保できる一方で、いわゆるアスリートトラックなどによる柔軟な運営が求められ、議論が続いている。
これらの議題を受けて、総じて、経済、教育、地域の活力をさらに促進させる取組と市民生活を守り続ける立場からの柔軟な方針が今後一層求められる局面となっている。