令和4年第3回鹿児島市議会定例会が9月7日、開会した。
議長の川越桂路氏が開議を宣言し、直ちに日程に入った。今回の議会では、29件の議案が提案され、会期は27日間と決定された。市長の下鶴隆央氏が、補正予算などについて詳細な説明を行い、特に新型コロナウイルス感染症や原油価格・物価高騰対策の予算が盛り込まれたことが強調された。
特に注目されたのは、令和4年度一般会計の補正予算として35億2,385万2千円が追加され、総額は2,800億8,405万2千円に達するとの報告である。これにより、市民生活を支えるための様々な施策が実施される見込みである。市長は、補助金や経済対策についても説明し、弘報する必要性を訴えた。
また、複数の条例改正も提案され、特に鹿児島市手数料条例一部改正によって住民票の手数料が減額されることが決定される見込みである。市長は、土地取得や新たに生じた土地の確認についても言及し、これらの施策が市民の生活に寄与することを期していると述べた。
令和3年度の決算報告もあり、一般会計は2,973億9,997万4千円となり、89億5,714万9千円の黒字となる見込みである。市長は、新型コロナの影響を受けた中で、今後の財政運営についても言及し、財源確保を呼びかけた。
議会は休会し、次回は9月13日に再開される。市民生活を支えるための施策や新たな経済対策が、今後の議論において重要なテーマになりそうである。