令和2年第6回観音寺市議会定例会が9月3日に開かれ、重要な議案が審議された。
今回の定例会では、観音寺市の様々な会計に関する決算認定が行われ、特に令和元年度観音寺市一般会計歳入歳出決算認定が目玉となった。市長の白川晴司氏は、議案の提案理由を説明し、各会計の決算状況に関して詳細を報告した。
認定第1号から認定第12号までは、一般会計および特別会計の歳入歳出決算に関するもので、全ての議案が円滑に進行した。事前の準備が功を奏し、特に大賀正三議長の進行により、議員たちが活発に参加したことが印象的だった。議長は「特に市民生活に直結するこれらの決算が適正かつ透明に行われているかが問われる」と述べた。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、議案第71号に基づく感染症等防疫手当が議題に上り、職員の働きに報いる内容が強調された。市民部長の薦田等氏も「新型コロナウイルスの影響を受けた職員への適切な支援が必要です」と述べるなど、貴重な意見が交わされた。また、教育関連では、議案第87号と第88号で小学校、中学校向けに学習者用端末の取得が決定され、デジタル教育の推進が確認された。
さらに、議案第82号の観音寺競輪場解体工事についても、全会一致で同意された。緊急性が認められ、議論なしでの決定は市民からの期待に応えるものであるといえる。議案の審議を経て、観音寺市のポテンシャルを活かした発展が期待される。
全ての議案はスムーズに審議され、特に認定第1号から12号までの決算認定は、観音寺市の健全な財政運営が維持されていることを示した。それを踏まえ、大賀正三議長は「市民とともに、信頼を築く市政を進めていく必要がある」と締めくくった。定例会は9月25日まで続き、さらに多くの課題が浮上する見込みである。