令和2年第4回観音寺市議会定例会が、6月8日に開催された。議題には多くの重要な議案が含まれ、議会の進行が期待される。
議案第57号では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたタクシー事業者に対し、有償貨物運送を促進する事業が報告された。この専決処分には市議会の承認が求められる。
次に、議案第58号では香川県からの新・かがわ健やか子ども基金補助金を適正に管理するための基金設置が提案された。これにより、地域の子どもたちへの支援が期待される。
議案第64号においては、観音寺市一般会計補正予算(第4号)についての説明があった。歳入歳出ともに3億2,778万7,000円を追加し、予算総額は344億5,442万5,000円に達する予定である。特に新健やか子ども基金費に1,760万円の追加が目を引く。
環境保全協力金についての質疑も行われた。石山秀和議員は、協力金分担金が1トン当たり1,000円から2,000円に増額される件について質問を投げかけた。市民部長の薦田等氏が説明し、値上げには通常配慮や交渉の過程があったと述べた
また、工事請負契約に関する議案が複数提出された。豊浜小学校の改築に関する建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事についてそれぞれの契約が必要とされている。これらの事業は市内の教育環境の改善に向けた重要な施策だと位置づけられている。
本定例会の開催にあたり、議長の大賀正三議長は議事の円滑な進行を求めた。これからの18日間は市民のための施策をしっかり審議していく。
次回の会議は6月15日に予定されており、議員たちは時間を有効に活用し、各議案に対する詳細な審議を行う意向を示している。議案審査が本市の発展に繋がることが期待される。