観音寺市議会令和3年第4回定例会が開催され、多くの重要な議題が議論された。特に、伊吹観音寺航路の民営化に関する議論が注目を集めた。
今年2月、テーブルマークが3工場を閉鎖する発表があり、影響を受ける280名の従業員に関しては、配置転換や希望退職が進められている。市は、ハローワークとの連携を強化し、雇用の喪失を補うための支援策を模索している。経済部長の井上英明氏は、「現在、具体的なアプローチは無いが、情報収集を進める」と述べた。
観音寺市の保安林においても、細やかな管理が欠かせない。現在、保安林のうち防風林が市内で重要な役割を果たしているが、税金の課税の対象となる場合もあるため、緊急な対策が必要とされている。市と県は引き続き連携を強化し、森林の保全と市民の安全を守る施策を進める必要がある。
また、学校給食においては、全国的に有機農産物の活用が進められているが、観音寺市では安全で安心な給食の提供を引き続き目指していく方針である。現行の食材は、国が許可した物のみを使用し、保護者の負担が増えないよう配慮されている。教育部長の合田浩幸氏は、「将来的な導入については検討している」と回答した。
市民の健康維持や教育の質向上に向けて、今後も様々な施策が期待される。市では、今後も議会や市民の声を聞き入れながら、実効性のある政策の推進に取り組む姿勢を示している。