令和2年第6回観音寺市議会定例会が開催され、重要なテーマが議論された。
特に新型コロナウイルスの感染対策に関する質問が多く寄せられた。藤田均議員は、市内のPCR検査センター設置について詳細を求めた。本市の健康福祉部長である大西憲裕氏は、三豊市と協力して10月1日に検査センターを開設予定で、検査は週2日間のドライブスルー方式で行われると説明した。この施設の設置により、地域の感染拡大防止が期待されている。
また、国保税や介護保険料の減免が焦点となった。藤田議員は、支援の必要性を強調し、対象世帯や周知方法について質疑を行った。総務部長の川西清博氏は、状況に応じた減免の実績を報告し、今後の周知徹底に向けた取り組みを明示した。
持続化給付金についても質問があった。この制度は新型コロナウイルス影響下の事業者を支援する措置で、経済部長の森賢晃氏は、国と県からの支援策の実績を紹介した。具体的には、約4兆1千億円の給付が行われたとのこと。観音寺市でも、約190件の交付が実施され、経済的支援につながっている。
市税の徴収や差し押さえの現状についても言及された。藤田議員は滞納問題への取り組みより、生存権を守るための慎重な対応を求めた。総務部長の川西氏は、法令に基づいた徴収を説明し、市民の生活を配慮した運用を進める意向を示した。
さらに市の学校給食センターの整備についても議論された。教育部長の井上英明氏は、学校給食の効率化を目指し、地域から意見を集める方針を述べた。学校給食の質を向上させるため、県内産食材の活用を図っているとのこと。
ごみ収集の適正処理と地域の協力体制についても質疑が行われ、市民部長の薦田等氏が現行制度の説明を行った。市民からの理解を得るため、引き続き周知を行うとのこと。