令和3年第4回観音寺市議会定例会が、6月24日に開催された。
本定例会では、議案が一括議題として審議され、二つの補正予算案を含む多くの議案が全会一致で可決された。
最初に、選挙公報の発行に関する条例の一部改正が議題となった。この改正により、選挙公報の掲載文について電磁的記録での提出が可能となる。総務委員長の安藤康次議員は、反対意見はないと強調し、全会一致の結果となった。
続いて、観音寺市職員の服務の宣誓に関する条例及び固定資産評価審査委員会条例の改正も同様に可決された。これらの改正は、行政の変化に适応するためのものであり、いずれの議案も円滑な運営に寄与することが期待されている。
航路事業施設条例の一部改正では、伊吹地区住民の運賃を新たに定めることが盛り込まれた。この改正も議論なく全会一致で可決された。
一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出ともに3億4475万5千円を追加し、予算総額は290億9千1万8千円に達する。歳出の主な内容には、地域コミュニティ助成事業や新型コロナウイルス関連の支援策が含まれており、議員はその必要性に賛同した。
その後、火入れに関する条例の改正および下水道事業会計の補正予算が審議され、こちらも全会一致で可決される。特に下水道事業の補正予算は、資本支出等の増額を伴うものであり、インフラ整備への影響が期待されています。
最後に追加提出された議案第53号、一般会計補正予算(第3号)は、新型コロナウイルス感染症生活困窮者支援金に1,531万6千円を追加する内容。これにより、補正後の予算総額は291億533万4千円となる。市民への支援が強化されるものと期待される。
議会は、18日間にわたる慎重な審議を経てすべての案件を終了。白川晴司市長は、コロナによる影響が続く中での議会の努力に感謝の意を示し、ワクチン接種の進捗を報告した。市長は、今後も市民のために全力で取り組み続ける意向を表明した。
議長の大賀正三氏は、今定例会を閉会する際、議員に対する労いの言葉を贈った。