令和4年第4回観音寺市議会定例会が開かれ、議案が審議された。特に、税条例や補正予算に関する重要な議案が取り上げられる。
まず、議案第50号において、観音寺市税条例等の一部改正が提案された。友枝俊陽総務委員長は、地方税法等改正に伴い、住宅借入金等特別控除の規定が見直されると説明した。全会一致で可決の結果となり、委員から反対の意見はなく、スムーズに承認された。
次に、議案第51号に触れ、観音寺市過疎地域の特別措置法に基づく固定資産税の課税免除条例改正が審議された。この改正は租税特別措置法施行令を受けたものであり、こちらも全会一致での可決が件名であった。友枝氏は、この施策が地域の持続的な発展に寄与する意義を強調した。
さらに、令和4年度一般会計補正予算(第2号)が議案第52号として提出された。歳入歳出ともに1億1,601万8,000円を追加し、予算総額は296億1,108万3,000円となった。死に目もさることながら、民生費や教育費などに具体的な支出内容が涉及していることが確認された。社会福祉法人への運営支援や教育環境の整備が月々に盛り込まれた。
会議の後半では、議案第53号として追加提案された令和4年度一般会計補正予算(第3号)について議論された。年次と比較して歳入歳出が3億6,321万8,000円追加され、299億7,430万1,000円となる。詳細には公立保育への支援、漁業者への補助金の拡充など、地域経済の安定を図る施策が述べられた。
佐伯明浩市長は議会における結果を踏まえ、議会に対して感謝の意を示した。加えて、香川県内における新型コロナウイルス感染の減少傾向や、景気持ち直しの動きに注目していることを述べ、今後の施策にも意欲を見せた。市長は市民の生活が一日も早く回復することを強く願っているとした。
全体を通じて、市の方針が明確に示された一方で、議会の協議が円滑に進行したことが強調され、観音寺市の発展に向けた取り組みが一層進むことが期待される。