観音寺市が令和5年第2回臨時市議会を開催し、各議案を審議した。
議会は令和5年5月1日に開会され、市長である佐伯明浩氏が臨時会の招集にあたり、議案の提案を行った。
今回の臨時会では、議案第31号から第34号までの4件が議題に上がった。議案第31号は、観音寺市税条例の一部改正に関する専決処分の承認を求めるものである。これは地方税法等の改正に伴うもので、軽自動車税の種別割の特例の規定が改められる。
さらに、議案第32号も専決処分の承認を求めており、こちらは観音寺市都市計画税条例の改正で、地方税法の改正に関連する規定の整備が行われる。議案第33号は国民健康保険税条例の改正に関し、税の課税限度額の規定等を改める内容となっている。これら3つの議案は、全会一致で承認された。
議案第34号では、令和5年度観音寺市一般会計の補正予算について提案された。この補正予算は、歳入歳出ともに約7億898万円の追加があり、補正後の総額は309億6,898万2,000円となる。具体的には、生活応援券発行事業や、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する支援策が含まれている。特に、民生費においては、ひとり親世帯向けの支援金や、新型コロナウイルスのワクチン接種費用が追加されることが報告された。
その後の議事では、議席の一部変更についても議論が行われ、登壇した篠原和代議長が確認したところ、議決に異議はなかった。