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観音寺市議会、公共交通施策を中心に議論

観音寺市議会での一般質問では、のりあいバスの運行状況や放課後児童クラブの弁当提供について議論され、公共交通と市民サービス向上が求められた。
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令和4年第2回観音寺市議会定例会において、議員から市の重要施策に関する質問が活発に行われた。この中で、特にのりあいバス事業の現状や課題についての議論が注目を集めた。

18番の大平直昭議員が、のりあいバスの運行状況について質問を行った。市長の佐伯明浩氏は、のりあいバスが市民の生活における重要な交通手段として位置づけられていることを説明した。運行が開始された平成18年から現在に至るまで、路線数や運行コースの見直しが行われてきた。しかし、平成30年度の利用者数は非常に高く、令和元年度も利用者数の増加が見込まれたが、令和2年度以降、新型コロナウイルスの影響により利用者数の大幅な減少があったことが報告された。

また、利用者数の実態把握の必要性が指摘され、特に高齢者を含む障がい者等の移動支援は今後の重要な課題であると強調された。大平議員は、今後の利用実態を把握するための調査実施の提案を行い、市民部の薦田等市民部長は、地域公共交通に関する計画の見直しを前向きに検討する意向を示した。

さらに、放課後児童クラブでの弁当提供の要望や、地域住民からの意見を受けて、自治体が弁当提供を行う方法についても議論が行われた。佐伯市長は、すでに導入されているモデルケースを参考にして検討を進めていく意向を示した。特に、静岡県の実証事例は注目されている。

また、LINEの活用についての提案も興味深いもので、佐伯市長は、市民に向けた情報発信手段として効率的な方法を検討することが必要であると述べた。

その後、米農家の支援策についての質問もあり、農家の経営安定を図る施策の実施状況や、イノシシ捕獲に関する補助金の増額を求める質疑も行われ、市長は今後の対応を約束した。

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議会名令和4年第2回観音寺市議会定例会
議事録
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