観音寺市議会が令和5年第5回定例会を開会した。議題には多くの重要な議案が含まれている。
この定例会では特に補正予算が大きな焦点となっている。佐伯明浩市長は、一般会計補正予算について説明し、15億200万3,000円の追加を提案した。その結果、補正後の予算総額は328億1,871万6,000円に達する。
主な歳出としてはデジタル行政推進事業に473万円、ふるさと納税推進事業に3億9,600万円が計上された。これにより、行政サービスの質向上を狙っていると強調されている。
議案の中には、国民健康保険の税条例の改正も含まれており、これにより市民への影響が予想される。特に、国民健康保険税の減額運用が強調され、住民の負担軽減を図るという方針が示された。
教育委員会委員と監査委員の任命についても議論が交わされた。議長が辞職し、新議長として大矢一夫議員が選出されたのも注目を集めた。任期満了を迎える委員の後任選任も話題になり、各議員からの意見が出された。
また、地方創生や地域活性化に向けた具体的な計画が話し合われ、特に離島振興に関わる税制面での施策が評価された。観音寺市は、さらなる振興策として固定資産税の課税免除方針を打ち出している。
このような議論が展開される中、議長の新たなリーダーシップに期待が寄せられている。議会の運営も従来のスタイルから進化を遂げることが求められており、理念と実行の両面で新たな挑戦が求められているとの声もある。